以前3次のLPFによるローカル信号高調波除去について記事を投稿しましたが、今回次数を増やした5次LPFを検討しました。

カットオフ周波数900MHzのチェビシェフ型で、帯域内リップル1dBで設計したLPFです。


設計値では2倍の高調波に対して45dBの減衰量が期待できます。
実際に実験したLPF基板と測定した特性です。


使用した部品はインダクタおよびコンデンサともに村田製作所製の0603サイズチップ部品です。チップインダクタがだらしなく配置されていますが、誘導結合を少なくするように直角に近く配置しています。チップインダクタは10nHを使用して、コンデンサ(容量値)はカットオフ周波数を合わせるようにモディファイしています。
860MHzの通過損失は約1.2dBでまあまあです。二倍高調波の損失が65dB得られていますが、設計LPFの特性ではなく構造的な共振が存在し減衰量が大きく得られていると思われます。もともと設計したのは通常のチェビシェフで連立チェビシェフではないため減衰帯域に共振特性は発生しません。使用している部品の自己共振周波数は高く部品による共振ではありません。
ローカル信号高調波除去に期待が持てます。


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