1200MHzトランスバーター - 基本構成 -

430MHzのオールモード機、IC-375を親機とした1200MHzのトランスバーター製作を計画しています。基本構成を示します。

■ Local OSC

430-440MHz ⇔ 1260-1300MHzを変換するための局部発振回路です。430MHz帯が10MHz幅であるのに対して1200MHz帯は40MHz幅となりますので、1200MHz帯をフルカバーするためには830/840/850/860MHzの局発信号が必要になります。

通常のCW/SSB/FMの運用でしたら1290-1300MHzに対応した860MHzだけで対処できるのですが、レピーター運用時には、親機が20MHzシフトに対応できませんので局部発振回路で840/860MHzを切り替えて運用する必要があります。

周波数安定度(REFクロック依存)、4種類の局発信号対応そして局発信号のスプリアスを考慮してPLL方式の直接発振とすることにします。

■ Mixer TX/RX

構造/構成が簡単なパッシブDBMを利用を考えています。ただしロス回路(<-10dB、整合PAD含む)であることと大きな局発レベル(+7dBm)が必要になります。

■ Driver Amp

後段のPower Ampをドライブするための電力増幅部です。送信ミキサ出力をPower Ampを駆動するだけの電力まで増幅する必要があります。

■ Power Amp

送信出力を得るための終段電力増幅部です。10W(+40dBm)まで免許を受けることができます。ただし後段のスプリアス除去フィルタの損失を考えて+42dBmを目標とします。

手持ちのジャンクから使用できるパワーモジュール、M57762があれば利用しようと考えています。

■ BPF

送信ミキサ部のローカルリーク並びに電力増幅部で発生する高調波除去のために挿入します。送受切り替えリレーとANT端子間に入れても良いのですが、BPFの挿入損失が受信感度の劣化を招きますので送信部だけに挿入します。

■ LNB ( Low Noise Block )

受信用低雑音増幅器です。この部分の性能(雑音指数および利得)が受信部の性能を決定するといっても過言ではありません(アンテナまでのケーブル損失を除く)。

後段のパッシブミキサの損失(-13dB、整合PAD損失含む)並びに親機の雑音指数(想定>5dB)を無視できるようにするとLNBに要求される利得は+30dB程度必要になります。

■ 送受切り替えSW

親機接続部(430MHz)とアンテナ接続部(1200MHz)に送受切り替えスイッチが必要になります。アンテナ接続部のSWの損失は無視できず、ほぼ損失分だけ送信出力の低下と受信雑音指数の劣化を招きます。

価格の高いマイクロ波用の同軸リレーまでは必要ないと思いますが、CATV用(75Ω)高周波リレー等を検討してみようと思います。

まず初めに送受信共通部であるLocal OSC部から検討を始めていこうと考えています。

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