信号発生器8648Bのぐらぐらになった周波数可変用ノブを固定する修理と周波数調整

通常使っているアジレントの信号発生器8648Bですが、入手した時から周波数可変用ロータリーエンコーダノブがぐらついていました。普段周波数/出力レベルの設定はテンキーを使用するか、インクリメントキーを使用しているので不便はありませんでしたが、梅村さん:JJ1IQR局がYou TubeでHP8648C Repairという動画を公開されており、分解の様子が分かりやすく、これを機に修理することにしました。

Frequency Knobの固定がおかしくぐらついています。フロントパネルを取り外してノブを固定する必要があります。

筐体カバーを外すためにはリアを固定しているネジと、足を固定しているネジを外します。足部分で四か所、リアパネル部で七か所のトルクスネジ:T20を外して筐体カバーを後ろにスライドして外します。

ここからフロントパネルを取り外し、分解していきます。

フロントパネルを外すには、パネルを固定しているトルクスネジ:T20を四か所外します。固定が解除出来たら信号出力用Nコネクタに接続されているセミリジットケーブルのSMAコネクタを外し、フロントパネルに接続されているケーブルを本体から取外しします。

ロータリーエンコーダを固定する部分にエントリーするためには8箇所のトルクスネジ:T10を外します。これまで外してきたトルクスネジとサイズが違うのに注意してください。外すとロータリーエンコーダを固定しているナットが外れていました。このナットを固定しこれまでの逆の手順で組み立てなおします。

梅村さんのYou Tubeでも紹介されていましたが、信号発生器の発振周波数の調整もしてみることにしました。アジレントのサービスマニュアルにもこの方法は記載されています。

まずはSGの電源をOFFにして、リアパネルのDIPスイッチのTIMEBASE ADJUSTを|にします。

SGの電源をONにすると周波数調整モードに入り、RF ONにすることでRF OUTPUTから100MHz、+10dBmの信号が出力されます。

この出力信号を周波数校正されたカウンターで観測し周波数を調整していきます。使用した周波数カウンターはOCXOを基準発振器に用い、GPSDOにて校正したものを使用しました。

周波数可変ノブが疎調整で、振幅調整ノブが微調整となります。この作業を進めているときに微調整ができないことが発覚しました。結果的に振幅調整用ロータリーエンコーダから本体に接続するコネクタに接触不良があったことが判明しました。通常使用しなかったので今回まで不良が判明しませんでした。

最終的に誤差を0.1Hzまで追い込みましたが、OCXOを基準としていない本機においてここまで追い込む意味はなく、信号発生器の機能としても過剰だと思います。信号発生器としては振幅精度のほうが重要と考えています。

今回引用させていただいた梅村さんのYou Tubeのリンク許可を得ていませんが、事後で連絡をしようと思っています。

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