2009年2月28日

TRIO JR-60 リペア その2

週末になりましたので、JR-60のリペアの続きです。
前回、AF段の電圧チェックを行い、球を二本交換いたしました。

今回は信号を入力して、低周波段の動作チェックを行いました。
AFボリュームに1kHzの信号を入れ、オシロで波形チェックしました。
pepair_0228a.jpg

波形をAF増幅最終段のグリッドで観測いたしました。

そのときの波形がこれです。
waveformAF.jpg
上が入力波形で、下がグリッド入力波形です。
明らかに歪んでおり、前段(6AQ8)の動作が異常です。

一番疑わしいのが、6AQ8のカソードに入っているバイパスコンデンサ、C47です。
容量を測定したところ、23uFを示していたので、交換しました
また、C48,C49も同様に交換いたしました。

波形観測の様子です。
probing0228.jpg

AF最終段の部品もチェックいたしましたが、コンデンサがすべて不良でしたので、交換いたしました。
こちらが交換したコンデンサ達です。
chenge_cap_all.jpg

そしてこちらが交換を終わった状態のAF部です。
after0228.jpg

これでスピーカーならびにオシロスコープを接続し、出力音ならびに波形を確認したら、良好な状態となりました。

でも、全体としてはまだ動作を確認できておりません。
次に、検波段、IF段と進めていく予定です。

2009年2月22日

TRIO JR-60 リペア その1

友人宅からJR-60が我が家に来ました。
動作不良なので、入院です。

JR-60_come.jpg
我が家にあったJR-60と並べてのツーショットです(笑
上が今回入院したJR-60です。

電源は入り、各真空管のヒーターは点灯するのですがAF出力が出ません。
Sメーターもピクリともしないので、RF/IF系もおかしいようです。
長期戦になるかもしれないので、自分のための記録をしておく意味でアップします。

まず、すべての真空管を真空管テスターTE-15にかけ、チェックしました。
低周波アンプ最終段の6AQ5 がボケていたので交換しました。

そして電源を入れたのですが.....AF出力が出ません。
これは長期戦かなと認識したのは、この時点です。

定石通り(私だけか??)、ベースバンドからチェックです。
最たるベースバンドは、電源です。
各電源は正常に供給していました。
電源回路の平滑コンデンサは、40uFに対して56uFの値を示していました。
測定はテスターで行いましたが、容量の測定は測定周波数によって変わりますので、これは正常範囲と判断しました。
整流コンデンサ.jpg

次にAF段からプレート電圧のチェックを行いました。
球交換をした6AQ5 のプレート電圧は正常だったのですが、前段アンプの6AQ8 のプレート電圧が異常でした。
AF段の回路図です。
2009-02-22_204949.jpg

6AQ8 のプレート電圧が32V前後が正常なのですが、11Vしかありませんでした。
周辺回路の抵抗、コンデンサを疑ったのですがすべて正常でした。
簡易真空管テスターでは正常だった6AQ8 ですが、原因はこれしか考えられず交換しました。
するとプレート電圧は正常の値を示しました。
6AQ8_plate_V.jpg

結果的に真空管の交換二本で、CR部品の交換はありませんでした。
更にRF段に向けてチェックする予定です。
DC動作の確認後、RF動作のチェックになります。
週末だけの作業なので、まだまだ楽しめそうです。