2008年12月23日

Hallicrafters 1936年製 通信型受信機 S14 Sky Chief その2

Hallicraftersの受信機、S14 Sky Chiefを引っ張り出し、動作させようと試みました。
フロントの状態です。
SKY-CHIEF2_1.jpg

内部の状態を確認しました。
SKY-CHIEF2_Inside.jpg
ST管6本、IFT、電源トランスがコンパクトにまとめられています。

チューニングダイアルのベルトが切断していました。
SKY-CHIEF2_Wheel.jpg

破断していたゴムベルトです。
SKY-CHIEF2_Ring.jpg
パッキンに使用するOリングに似たものでした。
長さを測ったら26cmありましたので、1inchのゴムベルトだと思います。

火を入れて動作をさせてみました。
フロントパネルの照明と、マジックアイが点灯いたしました。
SKY-CHIEF2_Dial.jpg
このダイアルはHallicraftersの特長でもあります。
とても70年以上前の製品であることを想像できない、しっかりとしたつくりです。ギアをうまく使ったバーニアダイアルになっています。
前述したように、ベルトが切れていますので、内部ホイールを直接指でまわして受信してみました。
Band1でAM中波放送、NHK、FEN等しっかりと受信できました。
またBand2で日本短波もしっかりと。
最近TRIOの受信機をいくつか受信チェックしましたが、一番製造が古いこのS14が一番良い音で受信しているように感じます。
ザワザワ間が無く、放送を長時間聞いていても疲れない感じです。
この時代の受信機にしては珍しく(?)トーンコントロールがついているということにも、音質に対するこだわりを感じます。

リアパネルの状態です。
SKY-CHIEF2_Rear.jpg
スピーカーが内蔵されていますので、アンテナ端子のみです。

オークション出品中の通信型受信機

2008年12月 5日

Hallicrafters 1936年製 通信型受信機 S14 Sky Chief

1936年からHallicraftersで製造されたモデル、S14 Sky Chiefです。
構成はマジックアイを含め7球で、高一中一のスーパーヘテロダイン方式です。
SKY-CHIEF_1.jpg

3バンドを受信でき、
Band1:540-1700kc
Band2:1.68-5.45Mc
Band3:5.3-18Mc
となっています。
BFO内蔵ですが、モードはAM/CWとなっています。当時SSBが無かったのでしょうね。

周波数ダイヤルが特徴的です。
SKY-CHIEF_5.jpg

内部の状態です。
ST管が所狭しと配置されています。
SKY-CHIEF_6.jpg

RF増幅:6D6
周波数変換:6A7
IF/BFO:6F7
DET/AF:75
AF PO:6B5
マジックアイ:6G5
整流(全波):80

春日無線が通信型受信機を作る20年も前の製品です。
見るからに完成度が高そうです。
当時の日本はUSAに比べて技術的に20年のハンディーがあったということでしょうか。