2009年4月26日

春日無線(TRIO)、9R-42J 通信型受信機 Restore1

9R-42Jに火を入れてみると.....AF出力は出るのですが、電源ハム音がものすごい!!
この製品が出た頃、同時期に9R-4Jというのがありますが、9R-42Jはアマチュアバンドを意識した設計で、1.6-3.5Mc帯が抜けています。
フロントの様子です。
9R-42J_Front_RS2b.jpg
続いて内部、シャーシ内の様子です。
9R-42J_Insaide2_RS.jpg

9R-42J_Bottom_RS.jpg

さて、レストアをはじめるにあたって、ハム音がすごい!!←これは電源の平滑コンデンサが一番怪しい。
平滑後の波形をオシロで観測したら....
9R-42J_Ripple_RS.jpg
なんと40Vp-pものリップルがのっていました。

PCベースのオシロスコープ

AF段にこの電源が供給されていれば、ハム音も納得できます。
電源の平滑コンデンサが一番怪しいので容量をテスターでチェックしました。
低容量の指示が出ていたので交換しました。
9R-42J_Cap3_RS.jpg
右が交換前についていた電解コンデンサ。左が交換したコンデンサです。
交換後の様子です。
9R-42J_Cap4_RS.jpg

この交換を行って、受信してみると....各バンドガンガン受信できる状態になりました。
でも、Sメータの不良、AVC動作不良がありますので、更にレストアをいたします。

オークション出品中の通信型受信機

2009年4月19日

1938年製 HOWARD社製 通信型受信機 Model 430

1938年製、今から70年以上前、昭和で言えば昭和13年の受信機です。
戦前のUSAの通信型受信機です。
HOWARD_Front.jpg

リアに貼り付けられているタグです。
HOWARD_Plate.jpg
6球構成であることがわかります。
5W4,6K8,6C4,6K7,6Q7G、41の構成です。
シリアルナンバーがちょうど2500です。

こちらはスケールです。
HOWARD_Scale.jpg
AM帯からなんと43MHzまでフルカバーしています。
今から70年も前に40MHzの受信ができるような物があったことに驚きです。
当時の日本では信じられません。
また、バンドスケールならびにスプレッドスケールまで搭載されています。
HOWARD_Band_Scale.jpg
HOWARD_Spread_Scale.jpg
このバンドスプレッドが非常に良く動作します。驚きです。

内部の様子です
HOWARD_Inside.jpg
MT管は無く、GT管、ST管、メタル管で構成されています。
こちらが本機の底面に貼り付けられている回路図です。
HOWARD_Sch.jpg

そこを良く見ると年月が記載されています。
HOWARD_Draw.jpg

動作チェックをしてみました。
70年経った今でもしっかりと4Bandとも受信しました。
これには驚きです。
TRIOの受信機をいくつかいじりましたが....こんなに簡単に今でも動作することは驚きです。
HallicraftersのSkyChiefも同じなのですが、当時の技術力の違いを感じます。
戦前の受信機が今でも実用できるということに驚きを隠せません。

オークション出品中の通信型受信機