2008年12月24日

TRIO JR-500S 通信型受信機 内部詳細

JR-500Sを引っ張り出して、内部を観察しました。
蓋をはずした内部の状態です。
JR-500S_inside.jpg
7球の構成と、1stローカルがクリスタル(HC-6U)の構成になっています。
周波数安定度が格段と向上しています。

IFフィルタが真空管用の大きなものと、トランジスタ用の小さなものが混在しています。
そして最大の特徴が、メカニカルフィルタの搭載です。
JR-500S_Mech_Fil.jpg
国際電気のメカニカルフィルタが搭載されています。
当時高嶺の花であった記憶が蘇ります。
10kHzのBand Widthのようです。

内部配線の様子です。
JR-500S_Bottom.jpg

2008年12月23日

Hallicrafters 1936年製 通信型受信機 S14 Sky Chief その2

Hallicraftersの受信機、S14 Sky Chiefを引っ張り出し、動作させようと試みました。
フロントの状態です。
SKY-CHIEF2_1.jpg

内部の状態を確認しました。
SKY-CHIEF2_Inside.jpg
ST管6本、IFT、電源トランスがコンパクトにまとめられています。

チューニングダイアルのベルトが切断していました。
SKY-CHIEF2_Wheel.jpg

破断していたゴムベルトです。
SKY-CHIEF2_Ring.jpg
パッキンに使用するOリングに似たものでした。
長さを測ったら26cmありましたので、1inchのゴムベルトだと思います。

火を入れて動作をさせてみました。
フロントパネルの照明と、マジックアイが点灯いたしました。
SKY-CHIEF2_Dial.jpg
このダイアルはHallicraftersの特長でもあります。
とても70年以上前の製品であることを想像できない、しっかりとしたつくりです。ギアをうまく使ったバーニアダイアルになっています。
前述したように、ベルトが切れていますので、内部ホイールを直接指でまわして受信してみました。
Band1でAM中波放送、NHK、FEN等しっかりと受信できました。
またBand2で日本短波もしっかりと。
最近TRIOの受信機をいくつか受信チェックしましたが、一番製造が古いこのS14が一番良い音で受信しているように感じます。
ザワザワ間が無く、放送を長時間聞いていても疲れない感じです。
この時代の受信機にしては珍しく(?)トーンコントロールがついているということにも、音質に対するこだわりを感じます。

リアパネルの状態です。
SKY-CHIEF2_Rear.jpg
スピーカーが内蔵されていますので、アンテナ端子のみです。

オークション出品中の通信型受信機

2008年12月 5日

Hallicrafters 1936年製 通信型受信機 S14 Sky Chief

1936年からHallicraftersで製造されたモデル、S14 Sky Chiefです。
構成はマジックアイを含め7球で、高一中一のスーパーヘテロダイン方式です。
SKY-CHIEF_1.jpg

3バンドを受信でき、
Band1:540-1700kc
Band2:1.68-5.45Mc
Band3:5.3-18Mc
となっています。
BFO内蔵ですが、モードはAM/CWとなっています。当時SSBが無かったのでしょうね。

周波数ダイヤルが特徴的です。
SKY-CHIEF_5.jpg

内部の状態です。
ST管が所狭しと配置されています。
SKY-CHIEF_6.jpg

RF増幅:6D6
周波数変換:6A7
IF/BFO:6F7
DET/AF:75
AF PO:6B5
マジックアイ:6G5
整流(全波):80

春日無線が通信型受信機を作る20年も前の製品です。
見るからに完成度が高そうです。
当時の日本はUSAに比べて技術的に20年のハンディーがあったということでしょうか。

2008年12月 4日

春日無線 9R-4J 紹介記事

春日無線がTRIOブランドで販売していた9R-4Jの紹介記事です。
9R-4J_paper.jpg

当時春日無線にお勤めの横山様(JA1SR OM)の執筆です。

興味深いのが余白の記事で、ラインフィルターの製作が紹介されています。
当時デジタル機器が存在しなかったので、対象は洗濯機等のモーター機器だったと想像しますが、現在、電子機器がほとんどデジタル化され、機器の基準クロック等の混入が問題となっており、現在でも有効な対策手段と思います。
古い真空管受信機で楽しむときに、必需品とも思えます。

pdfファイルでアップロードします。
9R-4J_paper_s.pdf