2009年2月22日

TRIO JR-60 リペア その1

友人宅からJR-60が我が家に来ました。
動作不良なので、入院です。

JR-60_come.jpg
我が家にあったJR-60と並べてのツーショットです(笑
上が今回入院したJR-60です。

電源は入り、各真空管のヒーターは点灯するのですがAF出力が出ません。
Sメーターもピクリともしないので、RF/IF系もおかしいようです。
長期戦になるかもしれないので、自分のための記録をしておく意味でアップします。

まず、すべての真空管を真空管テスターTE-15にかけ、チェックしました。
低周波アンプ最終段の6AQ5 がボケていたので交換しました。

そして電源を入れたのですが.....AF出力が出ません。
これは長期戦かなと認識したのは、この時点です。

定石通り(私だけか??)、ベースバンドからチェックです。
最たるベースバンドは、電源です。
各電源は正常に供給していました。
電源回路の平滑コンデンサは、40uFに対して56uFの値を示していました。
測定はテスターで行いましたが、容量の測定は測定周波数によって変わりますので、これは正常範囲と判断しました。
整流コンデンサ.jpg

次にAF段からプレート電圧のチェックを行いました。
球交換をした6AQ5 のプレート電圧は正常だったのですが、前段アンプの6AQ8 のプレート電圧が異常でした。
AF段の回路図です。
2009-02-22_204949.jpg

6AQ8 のプレート電圧が32V前後が正常なのですが、11Vしかありませんでした。
周辺回路の抵抗、コンデンサを疑ったのですがすべて正常でした。
簡易真空管テスターでは正常だった6AQ8 ですが、原因はこれしか考えられず交換しました。
するとプレート電圧は正常の値を示しました。
6AQ8_plate_V.jpg

結果的に真空管の交換二本で、CR部品の交換はありませんでした。
更にRF段に向けてチェックする予定です。
DC動作の確認後、RF動作のチェックになります。
週末だけの作業なので、まだまだ楽しめそうです。

2008年12月 7日

TRIO μ同調IFT T-26規格表 TRIO TECHNICAL DATA SHEET No.50

当時の5球スーパーに使用されていた中間周波トランス(IFT)、T-26のデータシートです。
tech_50.jpg
中心周波数:455kHz
選択度:25dB at ±10kc
帯域幅:6kc (-3dB)
等々です。

規格と共に、使用法、5球スーパー回路図、調整方法、トラブル対策が記載されています。(2ページ)
若干不鮮明ですが、pdf化してアップロードしました。
Tech_data_sheet_50s.pdf

2008年11月30日

ナショナル ST管6球 0V1 2Band 受信機 AX-530

1954年販売開始の、ナショナル製6球シングルスーパーラジオ、AX-530です。
既に50年以上経っている受信機です。
Front.jpg
受信バンドはAM帯とSW帯です。

Main_Dial.jpg
AM帯とSW帯のチューニングです。
今となっては懐かしいマジックアイが搭載されています。

Vernia_dial.jpg
こちらはSW帯受信用のバーニアダイアルです。
当時のラジオとしては珍しく微調整機構が搭載されています。

Insaide.jpg
受信機内部です。
ST管が整然と配置されています。
この時代以降にトランスレスが出てきましたが、このラジオはしっかりと電源回路にトランスを採用しています。

Spec.jpg
内部にスペック表が貼り付けられています。

Sch.jpg
また回路図も裏蓋に貼り付けられています。

Rear.jpg
背面の状態です。

Tubes.jpg
使用されている真空管達です。
すべてST管です。
Conv. : 6W-C5
IF : UZ-6D6
DET : 6Z-DH3A
AF PO : UZ4Z
RECT : KX-80BK
Magic Eye : 6E5
の構成です。

ロケーションの悪いところで受信をチェックしたところ、AM帯でニッポン放送が受信できました。

2008年11月16日

春日無線 5球スーパー 2バンド 受信機 5M-2

春日無線の時代に、TRIOのブランドで販売していた5球スーパーラジオ、5M-2です。
5M-2_1a.jpg
短波も受信できるラジオです。

こちらが外箱です。しっかり『春日無線』の表記が。
5M-2_2a.jpg

こちらは本体下部に張り付けれれている回路図です。
5M-2_3a.jpg
周波数変換&局部発振:12BE6、IF:12BD6、検波:12AV6、AF PA:35C5、整流:35W4という構成です。
トランスレスですので、各ヒーターを直列接続し100Vになるように真空管がセッティングされています。

内部はこうなっています。
5M-2_4a.jpg
電源トランスが無いのでコンパクトにまとめられています。

珍しく2バンドで短波も受信できます。
5M-2_5a.jpg
フロントパネルのMED/SWスイッチでバンド切り替えを行います。
MEDは中波、いわゆるAM波帯です。
しっかりと受信できました。
このスイッチはちょっとガリッています。

なんとも言えぬ、子供の頃の思いが蘇る気がするラヂオです。