2009年4月11日

春日無線(TRIO) MARKER GENERATOR SG-3

春日無線工業時代に、TRIOブランドで販売していた計測器、『マーカー発振器』 SG-3です。
現在で言う、信号発生器ですね。

1960年代前半に販売されていたものと思います。
今回紹介するマニュアルは、後期モデルだと思います。
初期型では搭載されていない、ビート確認用のスピーカーが内蔵されています。

SG-3_600.jpg

SG-3_2_600.jpg

基本波、二次高調波でカバーする周波数範囲は、3.75-280Mcです。
また、400c/sのAM変調を掛けることができます。

中には、スイープジェネレータ:WO-1とオシロスコープ:CO-3Kと併せた、TV受信機の映像IF回路調整法が記載されています。

こちらが回路図です。
SG-3_3_600.jpg

信号発生器

PDFファイルでアップロードしました。
SG-3マニュアル

2009年4月 5日

PCベースのオシロスコープ DSO-5200 USB

調子の悪い受信機を整備、再調整するときに便利な測定器がいくつかあります。

1. テスター
 各部の電圧チェックにこれは必須ですね。
 古い受信機のチェックには、コンデンサの容量が測れると便利です。

2. 周波数カウンター
 ローカル発振周波数、BFO等の発振源の周波数調整に必要です。
 局発周波数を誤ってイメージ周波数に合わせてしまう心配がなくなります。
 正確な周波数管理に必要です。

3. 信号発生器(SG)
 安定した信号源があると、RF、IF、AF部の調整が簡単です。
 JJY(標準電波)の無い今では、一台そろえておくと便利です。
 理想的には変調の掛けられ、レベルを制御できるものが良いのですが、私は50MHzまでのDDSで代用しています。

4. オシロスコープ
 3.の信号発生器と併せて、各部の調整に便利です。
 AFの調整、IFの調整、発振出力の確認等に使用します。
 短波受信機の調整ですと、100MHz帯域は欲しいですね。
 併せてプローブの性能も重要です。

5. スペクトラムアナライザ
 これはあったら便利です。
 ただし価格が高い。
 受信機の調整にはオシロスコープで何とかなりますが、送信機の歪、スプリアス等の測定には必須です。

中古の100MHzオシロを持っているのですが、観測データをデータとして記録したいということから、PCベースのオシロスコープを探していました。

そこで見つけたのが、今回紹介するPC-OSCILLOOSCOPE、DSO-5200です。
メーカーは中国青島のHantek社のようです。
日本でもOEMブランドで販売しているようですが、オークションで安かったので購入しました。

外箱です。
DSO-5200_box.jpg

そしてこれが本体。
2chの入力と、外部トリガー入力を備えています。
DSO-5200_Front.jpg

こちらにはキャリブレーション出力があります。1kHz、2Vp-pの矩形波です。
DSO-5200_Rear.jpg

付属品は、200MHzプローブ2本、PC接続ケーブル、インストレーションマニュアル、ドライバ&アプリケーションCDです。
DSO-5200_ACC.jpg

アプリケーションをインストールして、使ってみました。
まずは、プローブのキャリブレーションを兼ねてCAL出力の観測。
CAL_out_RS.jpg
左が観測画面、右上が周波数、電圧各種計測画面、そして右下が操作パネルです。

FFT(高速フーリエ変換)機能がついていますので、このCAL信号のスペクトラムを観測してみました。
CAL_FFT_RS.jpg
Dutyが50パーセントの矩形波ですので、奇数次の高調波が観測されています。
画面左下には、高調波レベルを自動的に表示しています。

手持ちのDDSの出力を観測してみました。
周波数が40MHzのサイン波です。
40MHz_Mesure_RS.jpg
このくらいの周波数だとカウンターの周波数に誤差が出るようですね。
FFTで観測すると、基本波の周波数が50MHzをなって表示されました。(1.25倍)
アプリケーションソフトの演算にバグがあるのではないかと思っています。
まあ、しょせんFFTなので参考程度に考えています。

一体型のオシロスコープに比べると若干性能が劣るかなという感じですが、記録(画面、データ等)機能、ノートPCと併せたポータビリティ(電源不要)を考えると満足です。
沢山の機能があるのですが、まだ使いこなせていません。

PCベースのオシロスコープ