2009年5月16日

春日無線(TRIO)、9R-42J 通信型受信機 Restore2

ゴールデンウィークを挟んで、しばらく停滞していました9R-42Jのレストアを再開しました。
前回、電源のケミコン交換で、結構良い性能を出していました。
高一中二の構成にしては感度が良いなという印象でした。
今回のレストアでその一端がわかりました。

前回、BFOの動作がしてないことが気になっていたので、そこからチェックしました。
BFO出力にオシロスコープを当ててみましたが、発振していませんでした。
BFOは6AV6(V6)で発振させています。
6AV6のプレート電圧をチェックしたら、0Vでした。
これでは発振しません。配線をチェックしたらB電圧のイモ半田が原因でした。
BFO回路チェックの様子です。
9R-42J_BFO_RS.jpg
B電源が接続され、動作始めました。

PCベースのオシロスコープ

各部のチェックを行おうと眺めていたところ、いろいろなところが改造されていることがわかりました。
球の変更、回路変更、追加等されていました。

変更点は、
1. AF段の球変更----6AR5⇒6AQ5
2. 検波、AF段の球変更--- 6AV6⇒6AQ8
3. BFO注入箇所の変更---検波段(V6)⇒IF段(V5)
4. 検波デバイス変更---6AV6(V6)⇒ゲルマダイオード1N60
5. IF初段球変更---6BD6⇒6BZ6
6. 低周波トランスの追加
です。

検波/AF段の球は7ピンの6AR5から9ピンの6AQ8への変更で、ソケットの付け替えならびに回路変更がされています。
6AQ8は双三極管なのですが、片側だけ使用されています。
球、ソケット変更に伴い、このようになっています。
9R-42J_V4change_RS.jpg
ソケットの変更で、穴の拡大、ねじ穴位置の変更追加がされています。

IF初段は、高利得管6BZ6になっております。

そして、スピーカーを直結できるように低周波トランスが内蔵されています。
9R-42J_AF_Trans_RS.jpg
これは使用する上で、非常に便利です。
今ではこれに使えるトランスの入手も困難です。
改造された前所有者に感謝です。

全体の改造箇所をメモしました。
9R-42J_Math_RS.jpg

各部レストアするつもりで本日挑んだのですが....あまりにも完璧に動作しているので、前所有者(改造者)の改造を尊重し、手をつけるのをやめました。
JR-60等のダブルスーパーヘテロダインに劣らないと感じる性能を出していると感じました。

次回は周波数、感度調整を行ってみようと思います。

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