2009年4月13日

TRIO JR-200 通信型受信機 Restore

TRIOブランドで販売されていた、JR-200のレストアを行いました。
久しぶりに電源を入れたのですが....ランプ、ヒーターは点灯するのですが、AF出力が出ない。
週末にRestoreをいたしました。

まずは本体の様子です。
JR-200_Front_RS.jpg

リアの様子です。シャーシに錆が出ています。
JR-200_Rear1_RS.jpg

まずはAF段からチェックしました。
いつものことなのですが、コンデンサ類がNGになっていました。
AF段のコンデンサを交換し、AF用の6AR5の第一グリッドにSGから1kHzの信号を印加し、スピーカー端子をオシロで確認したのがこれです。
JR-200_AF1_RS.jpg
上がスピーカー端子出力、下が印加波形です。
スピーカー端子には高周波成分が重畳していますが、可聴周波数ではないので無視します。
コンデンサ交換で、AF段はOKのようです。

次にDET、IFと行くのが定石なのですが、RF段の確認をしました。
アンテナ端子にSGを接続し、RF段、MIXER出力をオシロスコープで確認したのですが、C Band, D BandのMIXER出力が出ていませんでした。

RF段は動作しているようなのですが..... Local発振を疑い、局発出力をオシロスコープで確認しましたら、上記バンドで発振が不安定になっていました。

最終的には、局発コイルパックと局発用真空管、6BE6のグリッドを接続するコンデンサが未接続になっていました。
コンデンサの片側のリードが外れた状態、というか接続の形跡が無い。
発売当時からこの状態であったと思われます。
接続してやると....各バンド発振を始めました。
これは局発出力(20MHz)の波形です。
JR-200_Local_20MHz_RS.jpg

発振はうまくいったのですが、MIXER出力がおかしい.....
よくよく見ると、真空管がおかしい....
MIXERが6BE6 のはずが、6BA6 がささっている。
また、一段目のIFが6BA6 が本当なのですが、6CB6 がささっている!?
オリジナルの配線は改造されていないので、手持ちの真空管に差し替えました。
JR-200_Repair.jpg
1が交換した真空管。2が未接続だったコンデンサ、3が交換したコンデンサ類です。

AGC用のコンデンサもいつものように不良になっていましたので、交換いたしました。
青いコンデンサが交換したものです。
JR-200_Chenge_CAP.jpg

後はBFOの発振周波数の確認です。
JR-200_BFO_RS.jpg
下がSGから入力した455kHzの信号で、上がBFOの出力波形です。
ほぼゼロビートの状態にして、調整完了。

後はコイルパックの調整を行って完了です。
ローバンドの感度はものすごいものがありました。
アンテナをつけなくてもAM帯は受信できました。
高い周波数帯は、それなりに感度が落ち込んでいます。

JR-60のレストアをした後ですので、この受信機は比較的楽に終えました。
オシロスコープ、DSO-5200を手に入れたこともその助けになっています。

PCベースのオシロスコープ

気になる点は、ハイバンドの感度低下と、ハイバンドでのSメータ動作が不十分であるところです。

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