2008年11月30日

TRIO JR-310 受信機 詳細

JR-310を解体してみました。
フロントパネルの様子は、こちらです。
Front_R1.jpg

内部の様子です。
JR-310_Inside.jpg
一部ソリッドステート化されています。
また、IFTコイルも新旧混載しています。
PCBも使用され、真空管⇒トランジスタへの変革が伺えます。

RF Tuneのベルトが切れており、ゴムベルトで補修しています。
JR-310_Belt.jpg

先に紹介したスピーカーと並べた状態です。
JR-310_Line.jpg 同じデザインです。

ALLIED スピーカー A-2514 TRIOのOEMスピーカー

TRIOがOEM先であるALLIEDに供給していた通信機用スピーカー、A-2514です。
Front1.jpg
デザインは、当時の310シリーズにあわせてあります。

Front2.jpg

ナショナル ST管6球 0V1 2Band 受信機 AX-530

1954年販売開始の、ナショナル製6球シングルスーパーラジオ、AX-530です。
既に50年以上経っている受信機です。
Front.jpg
受信バンドはAM帯とSW帯です。

Main_Dial.jpg
AM帯とSW帯のチューニングです。
今となっては懐かしいマジックアイが搭載されています。

Vernia_dial.jpg
こちらはSW帯受信用のバーニアダイアルです。
当時のラジオとしては珍しく微調整機構が搭載されています。

Insaide.jpg
受信機内部です。
ST管が整然と配置されています。
この時代以降にトランスレスが出てきましたが、このラジオはしっかりと電源回路にトランスを採用しています。

Spec.jpg
内部にスペック表が貼り付けられています。

Sch.jpg
また回路図も裏蓋に貼り付けられています。

Rear.jpg
背面の状態です。

Tubes.jpg
使用されている真空管達です。
すべてST管です。
Conv. : 6W-C5
IF : UZ-6D6
DET : 6Z-DH3A
AF PO : UZ4Z
RECT : KX-80BK
Magic Eye : 6E5
の構成です。

ロケーションの悪いところで受信をチェックしたところ、AM帯でニッポン放送が受信できました。

2008年11月29日

所蔵受信機の面々

引越し作業も終盤に来て、棚に受信機の一部を整理しました。
春日無線、TRIO時代の6R-4、9Rシリーズ、JRシリーズです。
ALL_Equipment4.jpg

引越しに伴い、いろいろと忘れていた物が出てきましたので、順次紹介したいと思います。

2008年11月27日

春日無線 6R-4S 実体配線図

キット製作のマニュアル、『実体配線図』です。
当時の無線、ラジオ雑誌には必ず記載されていましたね。
私が最初に見た雑誌は『ラジオの製作』でした。小学6年生の時でした。
内容を理解できないのですが、何度も何度も繰り返し眺め、図書館に通ったことを思い起こします。
6R-4S_wire.jpg

4ページものです。pdfファイルをアップロードします。
6R-4S_wire_s.pdf

春日無線 6R-4S TRIO TECHNICAL DATA SHEET No.80

春日無線時代にTRIOブランドで販売していた、6球通信型受信機キット、『Model 6R-4S』のテクニカルデーターシートのコピーです。
1955年初版のもので、既に半世紀以上経っています。
6R-4S_TDS.jpg

4ページに渡り、回路図、実体配線図が記載されています。
6R-4S_s.pdf

2008年11月24日

kencraft、kenwood 通信型受信機 QR-666

1970年代、BCLが流行していた時代にTRIOから販売された通信型受信機、QR-666です。

QR-666_1a.jpg
上がkencraftからキットとして販売されたQR-666。
kencraftはTRIOのキット製品のブランドで、QS-500等の50MHzSSBトランシーバなどが有名です。

下はkenwoodブランドになっていますので、完成品販売されたものと想像します。

QR-666_2a.jpg
上のQR-666にはオプション設定のFM帯チューナーが内蔵されています。

TRIOブランド オッシロスコープ CO-50

春日無線がTRIOブランドで1950年代から販売していた真空管オッシロスコープ、CO-50です。

CO-50_1b.jpg
50mmのCRTを表示部としています。
現在ではオシロスコープというのが一般的ですが、当時は違ったようです。
型式は同じなのですが、年代によってフロントパネルの構成、表記が違っているようです。

CO-50_4a.jpg
本機はポータブル型を謳っています。
当時の電気屋さんがラジオ、TVの修理に持ち歩いたのではないかと想像しています。
SWEEPに『TV-H』(TV垂平周波数)の設定があります。

可搬用にとケースに収められています。
CO-50_2a.jpg

CO-50_5a.jpg
動作チェックしてみました。
今でもしっかりと波形を表示しています。

当時はオシロスコープも自作されることが多く、本機もキット販売された商品です。
元箱です。
CO-50_3a.jpg

2008年11月23日

TRIO 通信機用 スピーカー SP-55

当時の受信機には内蔵スピーカーが無く、外付けが普通でした。
トリオ(TRIO)ブランドで販売されたスピーカー、SP-55です。

SP-55_1.jpg

SP-55_2.jpg
木製BOXが良い雰囲気を醸し出しています。

春日無線(TRIO) 9R-59 受信機 詳細

当時ベストセラーとなった9R-59Dシリーズの最初の形式『9R-59』です。
構成は9球シングルスーパーで、受信バンドは、
1. 0.55-1.6Mc帯(AMバンド) 2. 1.6-4.8Mc 3. 4.8-14.5Mc 4. 10.5-30Mc の4バンドです。

フロントパネルは、
9R-59_r1.jpg

内部の様子です。
9R-59_r2.jpg

9R-59_r3.jpg

底面にはコイルパックの調整用穴が開いています。
9R-59_r4.jpg
相当長い期間通電していなかったので、受信チェックを行ってみました。
まず電源ON!
Sメータと周波数表示パネルの照明が点灯。
そしてヒーターが暖まるとスピーカー(外付け)からノイズが。
AM用のループアンテナをつけて受信してみると、夕方であったこともあるのか電離層反射で韓国、中国と思われる放送が日本の放送に加えて受信できました。

短波帯は、10MHz近辺で中国と思われる放送を受信できました。
50年は経っているのではないかと思われる真空管受信機が、今でも動くというのに感激しました。

ただ、Q-Mulch等の操作は良くわかりませんでした。動作不良かもしれません。
また受信周波数もずれているようで、再調整が必要です。
決して現在の受信機と比べると性能はまったく及びませんが、それでも何とか受信したい!!という欲求にかられてしまうアイテムです。
中学生時代を思い出してしまいました。

9R‐59とTX‐88A物語―わが青春の高一中二+807シングル (Radio Classics Books)

2008年11月21日

TRIO JR-500S 通信型受信機 回路図

JR-500Sの回路図です。
RF:6BZ6 MIX&Lo:6BL8 発振には水晶(固定)を使用しています。
IF二段:6BA6x2 IFTはメカニカルフィルタにグレードアップです。
等、これまでの受信機からかなり贅沢になっています。
VFOにはトランジスタを採用しています。
JR-500Sa.jpg

JR-500S_sch_a.pdf

2008年11月20日

春日無線 プリセレクタ Signamax SM-1

高周波増幅段を持たない受信機(6R-4等)に対して、感度、選択度を上げるためのプリセレクター、Signamax:SM-1です。
ブランドはTRIOで、USA、Canada等にも輸出されていました。
SM-1_1a.jpg
本機の裏面銘版を見ると、カナダのS&T SALESというところが輸入、販売をしていたことが伺えます。
SM-1_3a.jpg

春日無線 6R-4 通信型受信機 回路図

6R-4の回路図です。
周波数変換:6BE6
中間周波増幅:6BD6
検波:6AT6
AF PO:6AR5
BFO:6AT6
整流:6X4
の6球、0V1構成です。
6R-4a.jpg
6R-4_sch_a.pdf

TRIO スタンドマイク MC-50

当時、代表的なオプションアクセサリであったスタンドマイク、MC-50です。
何十年も経っているのですが、この型番は忘れません。
MC-50a.jpg

2008年11月19日

Kenwood JR-500S 通信型受信機

Kenwoodブランドの真空管受信機です。
受信周波数は、
3.5-4.0MHz
7-7.3MHz
14-14.35MHz
21-21.45MHz
28.0-28.5MHz
28.5-29.1MHz
29.1-29.7MHz
となっています。
構成は真空管7球+2トランジスタです。

販売時期は1967年3月で、販売価格(定価)は37800円です。
JR-500S_1a.jpg

TRIO JR-310 受信機

TRIOブランドで販売された『高性能標準型SSB受信機』として謳われた受信機です。

ペアの送信機として、TX-310が同時販売されています。
VFOにトランジスタを採用し、周波数の安定化をはかっています。

受信周波数範囲は、3.5MHz~51.5MHzとなっており、当時AMが主流だった50MHz体にセンセーショナルな話題を提供しました。

構成はトランジスタ、FET、真空管の混載です。
50MHz帯のコンバータ部は半導体化され、以降のHF帯は従来の真空管にて構成されています。
JR-310_a.jpg

2008年11月18日

春日無線 通信型受信機 9R-4(J) 回路図

TRIOブランドで販売されていた9球スーパー通信型受信機、9R-4Jの回路図です。
海外(北米)ではLafayetteブランドで、HE-10の型式で販売されていました。
9R-4Ja.jpg
9R-4Js_sch.pdf

2008年11月16日

Lafayette(春日無線) HE-10 受信機 詳細

春日無線が海外ブランド、Lafayetteで販売していた受信機、HE-10です。
国内では9R-4Jの型式で、TRIOブランドで販売されていました。
HE-10_3a.jpg
通信型受信機として設計されており、送信機との連携も考慮されています。
シャーシ内の状態です。
HE-10_3b.jpg
HE-10_3c.jpg

構成は、RF:6BD6、MIX:6BE6、OSC:6BE6、IF二段:6BD6x2、検波:6AV6、BFO,ANL:6AV6、AF PA:6AR5、整流:5Y3の9球構成です。

受信帯域は、中波帯~短波(30MHz)です。

HE-10_3d.jpg

HE-10_3e.jpg
久しぶりに火を入れてみましたが、受信できており、Sメータが振れたのには感動しました。

春日無線 5球スーパー 2バンド 受信機 5M-2

春日無線の時代に、TRIOのブランドで販売していた5球スーパーラジオ、5M-2です。
5M-2_1a.jpg
短波も受信できるラジオです。

こちらが外箱です。しっかり『春日無線』の表記が。
5M-2_2a.jpg

こちらは本体下部に張り付けれれている回路図です。
5M-2_3a.jpg
周波数変換&局部発振:12BE6、IF:12BD6、検波:12AV6、AF PA:35C5、整流:35W4という構成です。
トランスレスですので、各ヒーターを直列接続し100Vになるように真空管がセッティングされています。

内部はこうなっています。
5M-2_4a.jpg
電源トランスが無いのでコンパクトにまとめられています。

珍しく2バンドで短波も受信できます。
5M-2_5a.jpg
フロントパネルのMED/SWスイッチでバンド切り替えを行います。
MEDは中波、いわゆるAM波帯です。
しっかりと受信できました。
このスイッチはちょっとガリッています。

なんとも言えぬ、子供の頃の思いが蘇る気がするラヂオです。

2008年11月14日

TRIO JR-200 通信型受信機

TRIOの7球、高一中一受信機です。
キット組み立て説明書の特徴に、『ジュニア向けオールバンド受信機』と記載されており、当時の入門機であったようです。

-特徴-
1. 540Kc~31Mcまで連続して受信できる、ジュニア向けオールバンド受信機です。
2. 大型Sメーターを使用していますので、信号の強弱が簡単にわかります。
3. 出力トランスを内蔵していますから、お手持ちのスピーカーを簡単に接続できます。
4. 付属回路として、ANL、AVC,MVC、BFOの各回路がついています。 (以上抜粋)

JR-200_1a.jpg

2008年11月 3日

内部構造 TRIO 6mコンバータ付高一中二受信機 JR-60

JR-60の内部です。

14本のMT管が整然と配置されています。

JR-60_inside_up.jpg

 

シャーシ内部はこちら

JR-60_inside_down.jpg

キットの製作だとは思うのですが、とても綺麗な配線です。

こんな配線ができる初代持ち主に感服します。

TRIO 9R-59DS 受信機

デザインが一新された受信機、9R-59D(S)シリーズです。

SSBモードが新設されており、プロダクト検波方式を採用しています。

構成は9球で以前の受信機と球数は一緒なんですが、プロダクト検波用に6BE6を追加しています。

その分整流管を廃止しダイオード整流に変更しているようです。

BFO/ANLを6AQ8に変更しています。

9R-59DS_1a.jpg

 

TRIO 9R-59 受信機

ベストセラーとなった9R-59シリーズのトップバッターです。

構成は9球のスーパーヘテロダインです。

このシリーズからQ-MULTIPLIERが搭載されています。

使用する真空管も、9R-42シリーズから変更され、

1) RF 6BA6 (以前は6BD6)

2) IF二段 6BA6x2 (以前は6BD6x2)

3) 整流 6CG4 (以前は5Y3)

となっています。

9R-59_1a.jpg

TRIO 9R-42J 受信機

TRIOブランドの9球スーパーヘテロダイン受信機、9R-42Jです。

この受信機からANL(Automatic Noise Limitter?)が搭載されています。

真空管の構成は、9R-4Jと同じです。

9R-42J_1a.jpg

Lafayette HE-10 受信機

TRIOがOEMブランド、『Lafayette』で海外販売していた受信機、HE-10です。

構成は9R-4Jとまったく同じ。

フロントパネルのブランド名および型番の違いだけです。

HE-10_1a.jpg

 

HE-10_2a.jpg

TRIO 9R-4J 受信機

9R-4の後継です。

新たにBFO Pitchが追加されています。

使用されている真空管も変更になり、

1. IF増幅 6BD6x2 (以前は6SK7x2)

2. 検波 6AV6 (以前は6SQ7)

3. BFO 6AV6 (以前は6SN7)

4. AF PA 6AR5 (以前は6V6)

となっています。

9R-4J_1a.jpg

TRIO 9R-42 受信機

9R-4と同じフロントビューです。

使用している真空管の構成も9R-4とまったく同じです。

9R-42_1a.jpg

2008年11月 2日

TRIO 9R-4 受信機

春日無線の後、トリオブランドで成長をしていた時代の受信機です。

1950年代かと思います。

以前の6R-4から真空管を3本増やし、9球の受信機です。

6Rとか9Rの数字は、使用している真空管の本数を表します。

この時代の代表的な高一中二の構成です。

丸型Sメーターも装備されています。

9R-4_1a.jpg

構成は、RF(6BD6)、MIX(6BE6)、IF(6SK7)...です。

レトロ感がある受信機です。

春日無線(TRIO)、6R-4S 受信機

春日無線の時代に販売されていました、6球受信機です。

構成は、周波数変換1段(6BE6)、IF一段(6BD6)、検波(6AT6)...整流(6X4)です。

5級スーパーに毛が生えた構成ですが、中波から30MHzまでカバーした受信機です。

6R-4S_1a.jpg

追って詳細を紹介いたします。

2008年11月 1日

所蔵受信機の面々

引越しを機に、所蔵している受信機(一部無線機、アクセサリ)を並べてみました。

部屋に埋もれていたものもあり、こんなにあったのかと驚いています。

ALL_Equipment1a.jpg

春日無線の時代に販売された6R-4Sから、TRIO時代の受信機、TRIOがOEMで海外ブランドで販売していたLafayetteブランドのHE-10、そしてもっとも復旧した9R-59シリーズ、JRシリーズ等々大量に出てきました。

順番に紹介していこうと思います。