調子の悪い受信機を整備、再調整するときに便利な測定器がいくつかあります。
1. テスター
各部の電圧チェックにこれは必須ですね。
古い受信機のチェックには、コンデンサの容量が測れると便利です。
2. 周波数カウンター
ローカル発振周波数、BFO等の発振源の周波数調整に必要です。
局発周波数を誤ってイメージ周波数に合わせてしまう心配がなくなります。
正確な周波数管理に必要です。
3. 信号発生器(SG)
安定した信号源があると、RF、IF、AF部の調整が簡単です。
JJY(標準電波)の無い今では、一台そろえておくと便利です。
理想的には変調の掛けられ、レベルを制御できるものが良いのですが、私は50MHzまでのDDSで代用しています。
4. オシロスコープ
3.の信号発生器と併せて、各部の調整に便利です。
AFの調整、IFの調整、発振出力の確認等に使用します。
短波受信機の調整ですと、100MHz帯域は欲しいですね。
併せてプローブの性能も重要です。
5. スペクトラムアナライザ
これはあったら便利です。
ただし価格が高い。
受信機の調整にはオシロスコープで何とかなりますが、送信機の歪、スプリアス等の測定には必須です。
中古の100MHzオシロを持っているのですが、観測データをデータとして記録したいということから、PCベースのオシロスコープを探していました。
そこで見つけたのが、今回紹介するPC-OSCILLOOSCOPE、DSO-5200です。
メーカーは中国青島のHantek社のようです。
日本でもOEMブランドで販売しているようですが、オークションで安かったので購入しました。
外箱です。
そしてこれが本体。
2chの入力と、外部トリガー入力を備えています。
こちらにはキャリブレーション出力があります。1kHz、2Vp-pの矩形波です。
付属品は、200MHzプローブ2本、PC接続ケーブル、インストレーションマニュアル、ドライバ&アプリケーションCDです。
アプリケーションをインストールして、使ってみました。
まずは、プローブのキャリブレーションを兼ねてCAL出力の観測。
左が観測画面、右上が周波数、電圧各種計測画面、そして右下が操作パネルです。
FFT(高速フーリエ変換)機能がついていますので、このCAL信号のスペクトラムを観測してみました。

Dutyが50パーセントの矩形波ですので、奇数次の高調波が観測されています。
画面左下には、高調波レベルを自動的に表示しています。
手持ちのDDSの出力を観測してみました。
周波数が40MHzのサイン波です。
このくらいの周波数だとカウンターの周波数に誤差が出るようですね。
FFTで観測すると、基本波の周波数が50MHzをなって表示されました。(1.25倍)
アプリケーションソフトの演算にバグがあるのではないかと思っています。
まあ、しょせんFFTなので参考程度に考えています。
一体型のオシロスコープに比べると若干性能が劣るかなという感じですが、記録(画面、データ等)機能、ノートPCと併せたポータビリティ(電源不要)を考えると満足です。
沢山の機能があるのですが、まだ使いこなせていません。